「おもしろい」は「考えさせられる」らしいよ。

最近、アゲハの幼虫を見つけたので

観察をしている。

金曜日は黒かったのに、月曜日にはだいぶ肥えて、しかも緑色になっていた。

虫かごがウンチまみれになっていたから、掃除をした。

掃除を終えるとすぐに、またウンチを排出する幼虫。

まじまじと見ていたら、夏みかんの葉に囲まれているというのに、自分の排出したウンチを食べていた。

ちなみに、夏みかんの葉しか食べていないその幼虫のウンチからは夏みかんの葉のにおいがする。

においといっても臭くないので「におい」。

まじまじと嗅いだし、「匂う」感じでもなかった。

夏みかんの葉のにおい。

わたしはこのにおいが結構好きだったりする。

それはさておき、

ウンチって汚いイメージがあるから掃除の時に全部捨てちゃったんだけれど

どうやら彼(あるいは彼女)には必要なものだったみたいだ。

「なんか、ごめん」

って思いながら自分のウンチを食べる幼虫を眺めた。

ふふふ。

おもしろ。

そんな今日この頃。

わたしが最近ニガテを克服した森見登美彦さんも

面白く生きるほかに何もすべきことはない。

と仰ってますしね。

日常の些細なことを「おもしろい」と感じられるわたしでありたいなぁと思うわけです。

この「おもしろい」っていう心の動きはとても感覚的なもので、どうしても言語化できなかったんだけどね。

先日、幡野広志さんがこう仰っていた。

おもしろいというのは、ゲラゲラ笑うことではなく、考えさせられるということです。

cakes.mu

「おもしろい」という感覚を

こんなにも端的に表せる日本語があったのか。

でも、言われてみれば、その通り。

だからこそ、改めてはっとさせられた。

相変わらずわたしは感覚的に生きていて

思っていることを言語化することがとてもとても苦手なんだけれども

こうやって、ふとした瞬間にその感覚を表すことばを少しずつ探し続けていければいいなぁと思っています。

以上、素敵なことばの忘備録のような備忘録でした。

追伸:アゲハの幼虫がどんどん大きくなっていくので、ケースを大きなものに変えてみました。

ウンチの大きさが日に日に大きくなっていくのと、色が若干緑がかっている気がします。

相変わらず、臭くはありません。