オージオグラムを「きこえの地図」と名付けたらしいよ。
6月も残り一週間。
ちょっと怠けたい時に
「五月病かも」
なんて言いたいけれど、さすがに
7月になったら言い訳にもならない。
むむむ。
怠けたい。
だって、祝日が1日もないんですよ。
三連休が恋しい今日この頃。
本日は久しぶりに
「きこえないこと」を説明してみるらしいよ。
の第四弾
きこえの地図「オージオグラム」
について2回に分けて書いていきます。
✳︎contents✳︎
オージオグラムとは
いきなりよくわからないカタカナ語が出てきましたね。
カタカナ語って八割くらい間違えて読んじゃう。
「カオマンガイ」とかずっと「カオマンマイ」って読んでいたし。
それはさておきこのオージオグラム
は別名「きこえの地図」といいます。
私が今勝手に名付けましたが、なかなか的を得ていると思うので
今後多用しようと思います。
そんなオージオグラムは
こういうものです。
これは、かれこれ4年前の私の聴力検査の結果でして。
縦軸がdB、横軸が周波数を表すHzになっています。
縦軸は上にいけばいく程よくきこえていることを表し
横軸は右から左にいくにつれて低音から高音になっていきます。
スピーチバナナ
オージオグラムをいきなり見せられたって
どんなきこえ方をするのかよくわかりません。
ということで、この表のどの位置でどんな音がきこえるのかを表したのが
こちらの図。
(わたしが使っている補聴器会社のPHONAKさんのブログから引用)
音声を表す音域がバナナの形に似ているから
この図の名前を「スピーチバナナ」というそうです。
(250Hz以下には特に何もないから当て付け感あるけど)
これを見ると、わたしのきこえ方は
スピーチバナナを真下に平行移動させた形っぽい。
これもわたしが音声を活用して生活しやすい要因になっているのでしょうか。
(この形にも幾つかの種類があるので、次回以降に紹介したいと思います。)
検査耳、検査方法が記号からわかる
さて、わたしのオージオグラムに戻ると
たくさんの記号に溢れています。
でも、どれも大事な記号。
これがあることで
どの耳がどの検査方法によってどれくらいきき取れるのかがわかります。
○:右耳の純音聴力検査の結果
×:左耳の純音聴力検査の結果
↓:スケールアウト
※スケールアウトについてはこちらを参照
純音聴力検査は、ヘッドホンを耳に当てて測定する一般的な聴力検査です。
きこえる人も定期健診等で聴力検査を受けると思いますが、あれです。
ちなみに、きこえる人が健康診断で受けているものは
1000Hzと4000Hzのみで30dB程度の音がきこえるか検査するのが一般的。
わたしたちが受ける聴力検査は他の音域や音圧も調べていくため
検査にも時間がかかります。
そして、もう一つ見える記号は
〔:右耳の骨導聴力検査の結果
〕:左耳の骨導聴力検査の結果
↓:スケールアウト
を表します。
これは、骨伝導の聴力検査の結果。
これは、聴覚障害の種類を判別する時に必要な検査。
※聴覚障害の種類については、こちらを参照
感音性難聴
骨導検査の結果と純音聴力検査の結果がほぼ同じ場合
伝音性難聴
骨導検査ではきこえるのに純音聴力検査ではきこえない場合
になります。
簡単に説明しようと思っていたこのシリーズが
どんどん専門的になっていってしまう。。。
このオージオグラムの形にも幾つかの種類があるので
次回はそれについて書く予定。
あああ。
大学の講義並みだ。。。笑
【引用】
「音の目安とスピーチバナナ ~夏バージョン~」 | きこえのブログ by フォナック