ホンモノ、が恋しいらしいよ。
世の中はセンター試験2日目だそうですが、わたしは受けたことがないのでそこまで感慨深くなることもできずに空から降ってくる雪を眺めていました。
うちの3姉妹のうち上2人はセンター試験を受けずに国公立大学に滑り込みましたし
高校生の3女も高校から私学のピアノ科なのできっとセンター試験は受けないでしょう。
そして私は、センター試験受験経験のない大学院生なのです。
そんなことがこの日本では普通に起こっているのか、はたまたうちの3姉妹が強運なのか・・・。
そうそう。
最初にも書いたように、ついにヒョーゴの山奥にも雪が降ったのです。
東北で育った私は
幼稚園の時は近所のお姉ちゃんたちとかまくらを作って中でみかんを食べてみて
小学生の頃はスキーウェアで校庭の真っ白な新雪の上にダイブして人型を作ってみたり
白神山地でスノートレッキングをして木の蜜を舐めてみたり
山の中にイグルーを作ってその中で廃油キャンドルを灯してみたり、夜はそこに寝てみたり
ずいぶん雪に遊んでもらって育ってきたのです。
22歳になった今、小さい頃の私と同じように雪に遊んでもらいたいなぁ
と思いながら雪を眺めていたのです。
ふふふ。
今見たら、またきっと違う景色が見えるんだろうなあ。
普段から河原で木登りなんかしていたし
臨海学校で県内の離島に行って、現地のお年寄りの方と触れ合って民話を教えてもらったり
農業宿泊体験では、フィリピン人の奥様を迎えられた農家にホームステイさせていただいてお茶だったり梅だったりを作ったり
高校の修学旅行では、シンガポールで日本語学科に所属されている学生さんと慣れない英語と慣れない日本語を使いながら観光をしたり
とそれなりに本物に触れて生きてきたんじゃないかなぁと思っている。
私が去年家庭教師をさせていただいていたご家庭のお子さんも
日が暮れるまで泥んこになりながら外で遊びまわっていたから玄関にはザリガニだの雪だるまだの季節のお土産がしょっちゅう私を迎えてくれていた。
最近、研究して課題して研究して課題して・・・・
っていう生活をしてるのでパソコンの画面と活字そしてちょぴっと先生のお話っていう世界の中で生きていて
ふと、ホンモノが恋しくなったのでした。
大学4年間、定期的に会っていたあの子達と思いっきり手話でお話ししたいなあ。
あの子達とまた山のぼりたいなあ。
でもなんと、今月末からまたお子さんと触れ合える機会が増えそうなのです。
学部の時に定期的に会っていたあの子達ではないけども
2年間くらいたまーに成長を伺わせていただいていた学校に、研究で行けることになったのです。
ふふふ。
わくわく。
まだまだふらふらしている私の1年後のヒントがきっと見えるんじゃないかなあ。