地図は苦手だけど、路線図は好きらしいよ。

わたしの忘備録。備忘録。。。

「旅するスカート」わたしの周りの世界は もっと温かいもので包まれているかもしれない。らしいよ。

青虫が蝶に変身していく生活が落ち着いたかと思えば

カブトムシさん達が成虫になっていくので

生き物観察に余念のない今日この頃。

今年は、雌3匹。

カブトムシゼリーを週末だからとちゃんと1匹につきひとつ

ピンク・オレンジ・グリーンとプレゼントしたのに

彼女達は相手を押しのけて全員でピンクのカブトムシゼリーに食らいついていました。

そんな今日この頃。

 

先週は、北鎌倉へ行ってきた。

 

電車にゆらゆら揺られながら

沢木耕太郎さんの深夜特急を読む。

そういえば、昨年の今頃はあんまりにも憧れすぎて

2泊3日で香港・マカオ旅をしたんだっけ。

 

北鎌倉駅は雨。

すぐ隣に鎌倉駅という大きな観光名所があるっていうのに、ここは簡易Suica改札。

機械の横に駅員さんが立っていて、行きにチャージをしたはずなのに

残高不足って表示されたらめっちゃ恥ずかしいよなぁ

なんて考えながら、恐る恐るPASMOをタッチする。

「ピッ」

何事もなく、改札を通り抜ける。

顔には出さないようにしたけれども、ものすごい安心感。

 

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それよりこの権兵衛踏切が気になって仕方がない。

踏切の名前とか意識したことなかったけれど

これはかわいすぎやしませんか。

 

 

てくてくと歩いていくと、素敵な路地を発見。

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曇天なのに、歩いているだけで絵になる。

さすが鎌倉。

 

さらにてくてくと歩いて、ADDress北鎌倉へ。

ここで、私の尊敬する

「旅するエッセイスト・フォトグラファー」の伊佐知美さんと初対面。

 

この日は

note.mu

こんな素敵なイベントが開催されたのです。

 

素敵な素敵な思い出になったので、備忘録に残しておこうと思う。

 

 

 

 

 

 

一番心地よさそうな場所を見つけて

 

このイベント、Twitterで告知されてから

「行きたい!」

と大興奮したのだけれども

ちょっと冷静になると

「いや。わたしきこえにくいし。

 こんな不特定多数の声質のわからない人たちの中に放り出されたら

 ただ、何が起こっているのかよくわからないまま1日が終わっちゃうでしょ」

とネガティブモードになり。

これを繰り返しながら、

興奮モードのタイミングでさらっと申し込みをし

冷静モードになって慌てふためいておりました。

 

あまりにもネガティブになったタイミングで、伊佐さんにDMで

「すみません。わたし、きこえないんです。。。。」

と正直にヘルプを求めると

まだ会ったこともないわたしに

「一番心地よさそうな場所を見つけて、

 そちらに座ってくださいませ」

とお返事が。

 

静かな場所で、声質さえ合えば口型と聴覚で聴者の声をきき取れることの多いわたしは

伊佐さんの声質に全てを委ねていざ鎌倉へ参ったのです。

 

ついに伊佐さんと対面

 

会場は玄関にインターホン。

きっと「どうぞー」とか言われるやつだ。

 

でも、今は後ろからバイクが走ってくる音がする。

うるさい。

絶対にきき取れない。

よし、周りが静かになるタイミングを待ってドアを開けよう。

 

なんてドアの前で悶々としていたら

爽やかな笑顔の伊佐さんがドアを開けて「こんにちは」と。

 

(ドアの前で悶々としていたら、ただの挙動不審だよね。。)

 

でも、伊佐さんは続けて

「一番心地よさそうな場所を見つけて

 そちらに座ってくださいませ」

と。

 

あまりにもこの言葉と伊佐さんの言い方が自然で。

きっと彼女は、参加者に対して心からこう思っている人なんだなぁ

と思うと同時に

きこえなくってもイチ参加者としてちゃんとここに存在してもいいんだなぁ

と胸がじんわり。

(そして何より、伊佐さんの声質がわたしにはとてもきき取りやすかった

 

かわいいが溢れる

 

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伊佐さんセレクトの鮮やかな色合いのかわいいスカートがずらり。

そして、続々と集まってくるかわいい女の子たち。

私もちゃっかり試着の波に混ぜていただき、かわいいスカートたちを試着してきました。

かわいいだけじゃない。

正直、めっちゃ着心地が良いです。

商品化するのが楽しみ。

 

フォトウォーク

 

試着会の後は、北鎌倉の紫陽花フォトウォーク。

 

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ちょうど雨上がり、というかぱらついたりやんだりを繰り返すグズグズなお天気。

でもそのおかげで、紫陽花と雨粒のコラボレーションが撮れたので満足。

 

そして、フォトウォーク後にはブツ撮りの講習会まで。

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ブツ撮りの時間はみなさんの熱気がすごすぎて

周りの声なんて全然きこえなかったので

参加やの皆さんや伊佐さんを目で追いながら必死に内容を掴んでおりました。

えへへ。

こういうところで、もっと自分からききに行けるようになりたい。。。

 

とりあえずは

何を撮りたいのか

を明確に写真を撮ることが大事というのは分かりました笑。

 

ううう。それを瞬時に判断する頭の回転の良さが欲しいです。。。

 

そんなこんなで素敵なイベントが無事終了したのでした。

 

きこえない世界を知りたい

 

イベント終了後、近くにいた参加者の方と一緒に帰路についた。

道中話をしていたら盛り上がり、なんと気づいたら中華街。

3人で楽しくディナーまでしちゃいました。

 

このディナー中、旅の話だけでなく仕事の話とかもしながら

「補聴器のきこえってどんな感じ?」

「学校生活はどんな風に送っていたの?」

わたしの「きこえ」にも興味をもってくれたのです。

 

大学時代からは、手話界だったり教育関係の人だったりと

もともと聴覚障害に興味をもっている人だったり

「補聴器をしている人」「情報保障を受けている人」

みたいなわたしに関する前情報をもともともっている人で構成されるコミュニティに属することが多かったから

初対面の人に

しかも普段の生活では出会わないような人たちに

わたしのきこえについて興味をもってもらえる

だなんて思っていなかったのです。

 

普通にびっくりしたんだけど

「きこえないから」

と冒険することを諦めがちなのはわたしの方で

わたしの周りの世界は

もっと温かいもので包まれているのかもしれない。

なんて感じた1日だったのでした。

 

素敵な人の周りに集まる人たちは、素敵な人ばかり。

もっと、冒険してみよう。かな。